染織ノート02/藍染め_その3

泥藍

刈り取って束にした藍はすぐに大きな壷に押し込むように詰め込んで、ひたひたに水を入れる。
藍の色素を含む物質(インディカン)が水中に溶け出し、同時に醗酵も始まって、液の表面が紫色に輝いてくる。
それをしおに藍の束を取り出す(これは畑の良い肥料になる)。その間、藍が充分に水に浸かるように、2~3回底の方からひっくり返す。気温の高い時は1晩、低い時は2昼夜掛かる。この液をかき混ぜて空気を送り込むと、インディカンが藍の色素インディゴに変わり、沈殿する。石灰を加えると腐敗が防げ、保存が可能になる。

藍の束を取り出した液の中に、2掴み程の石灰をぱらぱらとふり込み泡だて器でかき混ぜるとぶくぶくと泡立つ。液の色を確かめながら石灰を少しずつ追加しさらにかき混ぜる。最初は緑色だった液が青色に変わり泡が静まる。そのまま放置すると石灰に吸着した藍の色素がどんどん沈殿していき、1晩置いて上澄みを捨てると、どろどろの沈殿藍(泥藍)が採れる。細かい目の布で漉して、耳たぶ位の硬さになると、壷に入れて保存する。最低1年は良い色の状態が保てる。

  水面が紫色に輝いて、藍の束を取り出す時

斜めにさし掛けた板に置き、色素が含まれた水分を無駄なく壷に戻す

 石灰を入れてかき混ぜる

 ココナツの花柄も泡だて器に

 沈殿藍の余分な水気を切ると泥状の藍が出来る

 

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